サークルチェンジ

乱文、駄文です

四国へ行くつもりじゃなかったし

 

2021年1月某日、私はふと思った。

 

 

 

 

 

 

 

四国行きてえなぁ〜!!!と。

思い立ったが吉日、とはよく言ったものである。最寄駅のみどりの窓口(別名:対厄介きっぷおたく最終兵器)へと駆け込み、往復乗車券ととある特急券を購入した。

 

そして来たる1月23日、労働を終えた私は小田原駅まで東海道線で移動し、小田原からは熱海まで東海道新幹線(!)を使いセレブリティ気分を味わっていた。電車博士(でんぐるま・ひろし)の皆さんは熱海から何に乗車するか察したかもしれない。*1君みたいな勘のいいオタクは嫌いだよ。

 

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熱海に着いた私は、23時までクソ寒い熱海駅でブルブル震えながら待たねばならなかった。カノッサの屈辱ならぬ熱海の屈辱だと思う。そして23時23分、“それ”は熱海駅にけたたましい音を立てながら滑り込んできたのだった。

 

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そう、寝台特急サンライズ出雲・瀬戸”である。かつて隆盛を極めていた夜行列車の最後の生き残りであるこの列車に乗って、瀬戸内海を渡らんとするのだと思うと胸は高鳴ってしまうものだ。が、金欠でカネナシになりそうだったので、ノビノビ座席にした。

さて、サンライズ乗車にあたり懸念していたことがあった。

それは、

 

 

 

 

 

 

 

臭いオタクになってしまうこと

 

である。

電車博士(でんぐるま・ひろし)ではない方々向けに説明すると、サンライズ(除くDXシングル)は一座席につき一つのシャワーがないため共用のシャワールームが用意されている。しかし、車両に積み込める水の量に制限があるため、シャワーカードが自販機で販売されるのだ。大抵は東京発車後すぐに売り切れてしまうのだが、このご時世もあってか翌朝の姫路発車後までシャワーカードが残っていたため、体をゴシゴシと洗って悪臭オタクにならずに済んだのである。

 

肝心の睡眠であるが、興奮しすぎて殆ど取れませんでした。泣きアニメ。*2*3

 

そんなこんなでサンライズから下車したのであるが、それではここで問題です。

私はどこの駅で降りたでしょう?

高松?王道すぎません?琴平延長日だから琴平?それも違いますねー

正解はなんと…

 

 

 

 

 

 

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そう、坂出駅なんです。

なんで坂出なの???と不思議がる皆さんに理由を説明すると、とあるきっぷをここで仕入れる必要があったからなのだ。

 

そのきっぷとは…

 

 

 

テッテレーン(ド◯えもんがひみつ道具を出す時にかかるSE)

 

 

 

 

 

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四 国 満 喫 き っ ぷ ス ペ シ ャ ル プ ラ ス

 

とかいう頭の悪そうな名前のきっぷである。ところがこのきっぷ、ネーミングセンスのNASAとは裏腹に効力はバカ強い。

なんと、

JR四国全線、土佐くろしお鉄道全線、阿佐海岸鉄道全線、本四備讃線児島〜宇多津の特急自由席3日間乗り放題

JR四国バス大栃線、久万高原線にも3日間乗り放題

・選べるおトクーポン券(詳細割愛)つき

これだけついてなんと¥10,000である。

繰り返そう。たったの一万円である。

ちなみに一万円は、ブ◯ロードコンテンツのプレミアムシートに相当する金額である。ブ◯ロードさぁ…

まとめると、お得すぎて採算が取れているのか心配するほどの超有能きっぷなのだ。

しかし、発売場所に制限があり、関東では売ってないため(劣りポイント)、四国に入って最初の駅である坂出*4で下車し、きっぷを購入したのだ。

 

ここから、さぁ四国の旅スタート!と行きたいところだが、大分文字数を使ってしまったので以降の旅の模様は次回の記事にてお送りすることにしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記事を書くのに飽きていなければだけどな!!!

*1:答えを言うと乗継割引の関係である。気になったら調べてみてね。

*2:人生初の寝台列車だったので、遠足前の小学生のような心持ちになってしまい、ノビノビ特有のカーペット敷きともあいまって3時間程度しか寝れなかった。

*3:使用車両がJR東海所属の285系3000番台(車番フォントが国鉄フォント)であったことも原因の一つかもしれない。

*4:電車博士に突っ込まれないように記しておくが、正確には四国に入って最初の駅は宇多津である。